MattermostはなぜPostgreSQLを推奨するのか?MySQLサポート終了の理由を解説

Mattermostを構築する際、データベースにはPostgreSQLが推奨されています。以前はMySQLも利用できましたが、現在はサポート対象外となっており、新規構築やアップグレードではPostgreSQLの利用が前提となっています。
「なぜPostgreSQLが推奨されるようになったのか」「MySQLは使えなくなったのか」と疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、Mattermost公式ドキュメントをもとに、MySQLサポート終了の背景とPostgreSQLが推奨される理由を解説します。
Mattermostは現在PostgreSQLを推奨
現在のMattermostでは、PostgreSQLが標準のデータベースとして推奨されています。
これは単に「PostgreSQLの方が性能が高いから」という理由ではありません。Mattermostでは、開発・保守・サポートをPostgreSQLへ集約する方針が示されています。そのため、新規構築だけでなく、既存環境についてもPostgreSQLへの移行が案内されています。
MySQLサポート終了の背景
Mattermost公式では、MySQLサポート終了の背景として、次のような理由を挙げています。
- PostgreSQLへ開発リソースを集中するため
- データベースごとの差異による保守負荷を軽減するため
- 製品品質やサポート品質を向上させるため
複数のデータベースを同時にサポートすると、機能開発やテスト、障害対応などの負荷が大きくなります。
そのため、Mattermostでは、データベースをPostgreSQLへ集約することで、機能開発・品質管理・サポートを効率化し、より安定した製品提供を目指しています。
MySQLを利用している場合はどうなる?
現在MySQLを利用している環境でも、そのまま利用を続けることは可能です。ただし、新しいバージョンへアップグレードする際は、PostgreSQL環境への移行が前提となっています。
今後もMattermostを継続利用する予定であれば、アップグレードに備えて早めに移行計画を検討しておくと安心です。
PostgreSQLへの移行方法も公開されている
Mattermost公式では、MySQLからPostgreSQLへ移行するための手順も公開されています。
主な流れは次のとおりです。
- PostgreSQL環境を構築する
- MySQLのデータを移行する
- 動作確認を行う
- Mattermostの接続先を変更する
移行前には、バックアップの取得や検証環境での確認が推奨されています。
PostgreSQLを前提に構成を検討することが重要
Mattermostの構成を検討する際は、データベースも含めて設計することが重要です。
特に次のような項目は、導入前に整理しておくことをおすすめします。
- PostgreSQLをMattermostサーバーと同居させるか、別サーバーとして分離するか
- バックアップ方法
- 高可用性(HA)の要件
- AWS・オンプレミスのどちらで構築するか
データベースは運用にも大きく影響するため、サーバー構成とあわせて検討するとスムーズです。
まとめ
Mattermostでは現在、PostgreSQLが推奨データベースとなっています。これは単なるデータベースの変更ではなく、開発やサポートをPostgreSQLへ集約し、製品品質を高めるための方針によるものです。
現在MySQL環境を利用している場合は、今後のアップグレードも見据えて、PostgreSQLへの移行を検討しておくことをおすすめします。
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