Mattermost v11でGitLab SSOはどう変わる?利用企業が確認したい対応方法

Mattermost v11では、Team EditionではGitLab SSOを利用できなくなりました。そのため、GitLab SSOを利用している環境では、v11へアップグレードする前に認証方式を見直す必要があります。
これまでGitLabアカウントでMattermostへログインしていた企業では、「v11へアップグレードしたらどうなるのか」「今後はどのように認証すればよいのか」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、GitLab SSOを利用しているTeam Editionユーザー向けに、v11での変更内容と、今後の選択肢について解説します。
GitLab SSOを利用している場合、v11では何が変わる?
Mattermost v11では、Team EditionではGitLab SSOを利用できなくなりました。これまでTeam Editionでは、GitLabと連携したシングルサインオン(SSO)を利用できましたが、v11では利用対象外となっています。
そのため、GitLab SSOを利用している環境では、v11へアップグレードする前に認証方式を見直す必要があります。
すぐに移行できないユーザー向けに、GitLab SSOを継続利用できるv10.11 ESR(Extended Support Release)が提供されており、2026年8月15日まではセキュリティアップデートを受けられます。ただし、サポート終了後はセキュリティ更新が提供されないため、GitLab SSOを継続して利用したい場合は、アップグレード方針を早めに検討しておくことが大切です。
GitLab SSOを利用している場合の選択肢
GitLab SSOを利用している企業では、今後の運用方法として大きく3つの選択肢があります。。
① Entry Editionまたは有償ライセンスへ移行する
GitLab SSOを継続して利用したい場合は、GitLab SSOに対応したEntry Editionまたは有償ライセンスへの移行を検討する方法があります。
GitLab SSOの設定は設定ファイルで管理されるため、設定情報が引き継がれる可能性があります。ただし、アップグレード後の動作については事前に十分確認したうえで実施することをおすすめします。
② パスワード認証へ切り替える
SSOが必須でない環境であれば、Mattermostのユーザー名とパスワードによる認証へ変更する方法もあります。
構成変更が比較的少なく済む一方で、利用者ごとのパスワード管理が必要になるため、運用方法をあらかじめ検討しておくことが重要です。
③ OSS版でSSOを実現する構成へ変更する
OSS版を継続しながらシングルサインオンを実現したい場合は、Mattermost本体ではなく、リバースプロキシなどを利用して外部でSSOを構成する方法もあります。この方法であればOSS版を利用しながら認証を統合できる可能性がありますが、構成や設定方法は一般的なMattermostの導入より複雑になります。
「OSS版のままSSOを実現したい」という方に向けて、リバースプロキシを利用した構成例や設定方法については、次回の記事で詳しく解説します。
アップグレード前に確認しておきたいこと
GitLab SSOを利用している場合は、アップグレード前に現在の認証環境を一度確認しておきましょう。
例えば、現在利用しているエディションはTeam Editionなのか、GitLab SSOを利用しているユーザーはどの程度いるのか、今後もSSOが必要なのかといった点です。
こうした内容を事前に確認しておくことで、アップグレード後に慌てて認証方式を変更するリスクを減らせます。
まとめ
Mattermost v11では、Team EditionではGitLab SSOを利用出来なくなりました。
GitLab SSOを利用している企業では、そのままアップグレードするのではなく、今後どのような認証方式で運用するのかを事前に整理しておくことが重要です。
継続してGitLab SSOを利用したい場合は、Entry Editionや有償ライセンスへの移行を検討する方法があります。また、パスワード認証へ切り替える方法や、OSS版のまま外部でSSOを構成する方法も選択肢になります。
GitLab SSOを利用している企業では、v11へアップグレードする前に、自社に合った認証方式への移行方針を整理しておくことをおすすめします。
次回は、OSS版Mattermostでシングルサインオン(SSO)を実現する構成例と設定方法について詳しく解説します。OSS版の継続利用を検討している方は、ぜひあわせてご覧ください。
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ヴィセントでは、Mattermostオフィシャルパートナーとして、v11へのアップグレード支援やオンプレミス環境の構成設計・運用支援を行っています。
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