情報共有の次へ。AI時代に考えるグループウェアの選び方と最新動向 - 株式会社ヴィセント

情報共有の次へ。AI時代に考えるグループウェアの選び方と最新動向

清水 冴佳 清水 冴佳 

カテゴリー:SMALTOFFICE  公開:2026年07月21日  更新:2026年7月21日 読了:5分

スケジュール、掲示板、ファイル共有、ワークフローなど、グループウェアはこれまで社内の情報を共有するためのツールとして利用されてきました。

しかし、企業内に蓄積される情報が増えるにつれて、次のような課題も生まれています。

  • 必要な情報が見つからない
  • 過去の情報を探すのに時間がかかる
  • 蓄積した情報を十分に活用できていない

こうした背景から、グループウェアは単に情報を共有するためのツールから、蓄積された情報を活用するための基盤へと変化しつつあります。

2026年現在、グループウェアを選ぶ際には、従来の機能だけでなく、AIの活用方法や外部サービスとの連携性も重要なポイントになっています。
今回は、現在のグループウェアにおけるAI活用の動向と、これからの製品選びで確認したいポイントについて解説します。

グループウェアにもAI活用が広がっている

現在、さまざまなグループウェアや業務システムでAIの活用が進んでいます。ただし、AIの活用方法は製品によって異なります。
日常業務を支援するものもあれば、蓄積された業務データを分析するもの、外部のAIサービスと連携するものもあります。

ここでは、代表的なAI活用の方向性を見ていきます。

①日常業務を支援するAI|サイボウズ Office・Garoon

サイボウズ OfficeやGaroonなどでは、文章の要約や校正、情報検索など、日常業務を支援するAI活用が進んでいます。
「AIを使うために別のツールを開く」のではなく、普段利用しているグループウェアの中でAIを使うという形です。

② 業務データを分析するAI|kintone

kintoneのように業務データを蓄積するプラットフォームでは、蓄積されたデータをAIで分析する使い方も注目されています。

これまでは、データを表計算ソフトなどに取り出して集計・分析するケースもありました。しかし今後は、蓄積されたデータに対して自然な言葉で質問し、必要な情報を確認する使い方も広がっていくと考えられます。

③ 外部AIサービスと連携する|desknet’s NEO

desknet’s NEOでは、生成AIプラットフォーム「neoAI Chat」との連携にも対応しています。
このように、グループウェア自体にすべてのAI機能を搭載するのではなく、外部のAIサービスと連携して活用するという方法もあります。

AI技術は急速に進化しているため、今後は現在搭載されているAI機能だけでなく、新しいAIサービスと連携できるかどうかも、製品選びのポイントになりそうです。

④ 蓄積した業務データをAIで活用する|SMALT OFFICE

SMALT OFFICEでは、Google WorkspaceやNotebookLMと連携し、グループウェアやカスタムアプリに蓄積された情報をAIで分析・活用する構成が提案されています。
例えば、SMALT OFFICEに蓄積された標準機能のデータやカスタムアプリの情報をNotebookLMで分析し、その結果をGoogle DocsやSMALT OFFICEなどで共有するといった使い方です。

業務システムに情報を蓄積し、AIで分析し、その結果を共有・改善につなげるという流れで活用できます。オンプレミス環境にも対応しているため、社内に蓄積された情報の管理方法も含めて、AI活用の構成を検討できます。

このように、AIをグループウェアに直接搭載するだけでなく、既存の業務システムとAIサービスを連携させるという方法もあります。

「AI搭載」だけでは製品の違いはわからない

「AI搭載」といっても、その活用方法は製品によって異なります。

AIの活用方法主な用途
文章生成メールや文書の作成
要約長い文章や議事録の整理
校正文章表現の改善
データ分析業務データの分析
AI検索必要な情報の検索
RAG自社情報を参照した回答

文章を作成するAIと、自社の社内規程を参照して回答するAIでは、仕組みも活用方法も異なります。

そのため、これからのグループウェア選びでは、「AIが搭載されているか」ではなく、「AIが自社のどのような情報を活用できるか」という視点が重要になります。

グループウェア選びで確認したい5つのポイント

  1. AIは何に使えるか
  2. 自社データをAIで活用できるか
  3. 外部サービスと連携できるか
  4. 自社に合った導入形態を選べるか
  5. 将来的なAIの進化に対応できるか

現在利用できる機能だけでなく、今後のAI技術の進化に対応できるかという視点も重要です。

これからのグループウェアは「AIを活用できる情報基盤」へ

2026年現在、グループウェアは「情報を共有するためのツール」から、「蓄積された情報を活用するための基盤」へと変化しつつあります。日常業務を支援するAI、業務データを分析するAI、外部のAIサービスと連携する仕組みなど、AIの活用方法は製品によって異なります。

重要なのは、AI機能の有無だけではありません。自社の情報をどのように管理し、どのようなAIと組み合わせて活用するかという視点が重要です。

これからのグループウェア選びでは、「情報を共有できるか」から「蓄積された情報をどのように活用できるか」へ。

AI機能、外部サービスとの連携、導入形態、将来的な拡張性を含めて、自社に合った製品や構成を検討することが重要になりそうです。

グループウェアの見直しやAI活用について相談したい方へ

グループウェアの見直しでは、搭載されている機能だけでなく、自社の業務や情報管理の方法に合った製品・構成を検討することが重要です。

ヴィセントでは、サイボウズ Officeやdesknet’s NEOからの移行を含め、グループウェアの導入・移行や、業務システムとAIを組み合わせた活用方法についてご支援しています。

「自社に合ったグループウェアを検討したい」「蓄積した業務データをAIで活用したい」「既存システムとAIをどのように組み合わせればよいかわからない」といった場合は、お気軽にお問い合わせください。

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