無料で使えるビジネスチャットとは?OSSチャットという選択肢 - 株式会社ヴィセント

無料で使えるビジネスチャットとは?OSSチャットという選択肢

清水 冴佳 清水 冴佳 

カテゴリー:Mattermost  公開:2026年06月24日  更新:2026年6月24日 読了:5分

ビジネスチャットを検討する際、まずは無料で利用できる製品から比較する企業も多いのではないでしょうか。SlackやChatworkなどの無料プランを見ながら、「まずは試してみたい」「できるだけコストを抑えたい」と考えることもあるでしょう。

ただ、無料で利用できるビジネスチャットには大きく2つの考え方があります。

ひとつはサービス事業者が提供するクラウド型チャットの無料プラン、もうひとつはOSS(オープンソースソフトウェア)のチャットです。同じ「無料」でも仕組みや運用方法は大きく異なります。

OSSチャットとは?

OSSとは「オープンソースソフトウェア(Open Source Software)」の略称です。ソースコードが公開されており、自社で導入・運用できるソフトウェアを指します。OSSチャットは、その仕組みを採用したビジネスチャットです。

代表的な製品としては、次のようなものがあります。

  • Mattermost
  • Rocket.Chat
  • Zulip

一般的なクラウド型チャットサービスと比べると、自社で管理・運用できることが大きな特徴です。
OSSチャットが選ばれる理由は、単に無料で利用できることだけではありません。近年注目されている背景については、こちらの記事で詳しく解説しています。
なぜ今OSSチャットが注目されているのか

クラウドサービスの無料プランとの違い

SlackやTeamsの無料プランは、アカウントを作成すればすぐに利用を開始できます。その一方で、利用人数や機能、メッセージ履歴などに制限が設けられている場合があります。

OSSチャットは、自社で環境を用意して運用する仕組みです。サーバーの準備や運用は必要になりますが、データの保管場所や認証方式、運用ルールなどを自社に合わせて設計できます。そのため、単純な無料プランというよりも、自社で管理できるチャット基盤として検討されることがあります。

項目クラウド無料プランOSSチャット
初期導入簡単構築が必要
データ管理事業者管理自社管理
オンプレミス×
カスタマイズ制限あり
利用開始すぐ構築後

OSSチャットは「無料で運用できる」とは少し違う

OSSチャットはソフトウェア自体を無料で利用できる製品があります。ただし、利用するためにはサーバー環境の準備や運用管理が必要です。
次のような課題を背景に検討されることがあります。

  • 利用人数が増えてもライセンス費用を抑えたい
  • データを自社で管理したい
  • 既存システムと連携したい
  • オンプレミス環境で運用したい

無料で利用できることに加え、自社の運用方針やセキュリティ要件に合わせて運用できる点を評価する企業もあります。

OSSチャットの代表例「Mattermost」

OSSチャットには複数の製品がありますが、その中でも企業利用で比較されることが多いのがMattermostです。

Mattermostは、オンプレミス環境での運用に対応しているほか、Active DirectoryやLDAPとの認証連携、シングルサインオン(SSO)などにも対応しています。また、APIやプラグインを利用したシステム連携も可能です。そのため、製造業や研究機関、公共分野など、データ管理やセキュリティ要件を重視する組織で検討されることがあります。Rocket.ChatやZulipなども、それぞれ特徴や得意分野が異なります。

重要なのは、「どの製品が優れているか」ではなく、自社の運用に合うかどうかという視点で比較することです。

OSSチャットはどんな企業に向いている?

すべての企業にOSSチャットが向いているわけではありません。すぐに利用を開始したい場合や、サーバー管理を行いたくない場合は、クラウド型サービスの方が選びやすいでしょう。一方で、次のような要件を持つ企業では、OSSチャットが候補に挙がります。

  • 社内データを自社で管理したい
  • セキュリティ要件が厳しい
  • オンプレミス環境を活用したい
  • 他システムとの連携を重視している
  • 将来的な拡張性を考慮したい

まとめ

無料で使えるビジネスチャットを探している場合、クラウドサービスの無料プランだけでなく、OSSチャットという選択肢もあります。クラウドサービスは手軽に利用を開始できる一方で、OSSチャットは自社で管理・運用できることが特徴です。

ビジネスチャットを選ぶ際は、無料かどうかだけでなく、どのような運用を実現したいのかという視点で比較することが重要です。OSSチャットの導入可否は、利用人数や運用体制、セキュリティ要件によっても変わります。まずはOSSチャットという選択肢があることを知り、自社に合ったチャット環境を検討してみてはいかがでしょうか。

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OSSチャットやMattermostについて相談したい方へ

  • OSSチャットが自社に向いているか知りたい
  • Mattermostと他製品の違いを確認したい
  • オンプレミスで運用できるチャットを探している
  • Active DirectoryやLDAPとの連携について相談したい
  • 利用人数に応じた構成やライセンスについて相談したい

ヴィセントでは、Mattermostオフィシャルパートナーとして、導入検討から構成設計、運用支援までサポートしています。
「まずは情報収集をしたい」「自社の要件に合うか確認したい」という段階でもお気軽にご相談ください。

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