保育士ひとりひとりに寄り添った独自のコミュニケーションサービスをMattermostベースで実現 | 株式会社ヴィセント

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保育士ひとりひとりに寄り添った独自のコミュニケーションサービスをMattermostベースで実現

一般社団法人キャリアヘルス研究所様

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Mattermost(マターモスト)導入の背景

対面相談に変わるビジネスチャットの限界

保育士は、子どもとその親を支える対人援助職です。

支援の仕事は、他者だけでなく、自分自身を尊重することが、質の高さにつながります。一般社団法人キャリアヘルス研究所は、保育士にキャリアカウンセリングと医療・健康相談(産業医が担当)を行うことで、より良い組織作りをサポートします。

これまで保育士の日々の不満やキャリア形成の相談は担当者が保育園に行って伺っていましたが、1日に回れる・聞ける人数に制限があることが課題でした。さらに新型コロナの影響で保育園に伺うことが難しくなったことも悩みでした。

こうした対面に変わるコミュニケーション方法の確立という課題を解決するために、ChatworkやSlackなどのビジネスチャットの導入を検討しましたが、個人情報を含む投稿をアカウントごとにコントロールしたり、独自ブランドでのアプリ化が難しいという限界があり、Mattermostの導入を検討しました。

Mattermost(マターモスト)選定の理由

既存のビジネスチャットに対し、ヴィセントの提案は、Mattermostをベースにした共同開発で、具体的には、

  • ネイティブアプリとしてAppStore での配信
  • 細かなアカウント管理
  • 利用する組織に合わせたチーム管理
  • 高セキュリティーの担保

等でした。

特に独自ブランドのアプリとして配信できることは、ユーザーである保育士の機微に触れる情報、例えばご家庭で濃厚接触者が出た場合の対応やワクチン接種のお悩み等の取り扱いについて、保育士の安心感職場である保育園の信用を得ることに繋がるものでした。

加えて、先々までカスタマイズできること、また、細かなアカウント管理は、他のビジネスチャットのように、アカウント数が増えるほどコストが増大するということがなく、大きな選定理由となりました。

導入後の効果と今後の展望

保育士間のチームとしての運用機能の拡張

導入後、夜間でも常時相談できる、顧客とつながっている、しかも個人情報をやりとりできるという安心感が評価されています。相談履歴は、診療カルテと同様5年保存しなくてはなりませんが、これまでの紙での保存からアプリ化することで手間と時間が大幅に短縮できたのは意外な効果でした。

運用としては、チャットの特長を活かし、産業医から不定期に「生活や仕事に役立つミニ知識」を送信するなど、ユーザーに対してメールマガジンのようなコミュニケーションも試みています。また、保育園内部業務の改善として保育士のチーム間のGoogleカレンダーとの接続により、お互いのスケジュールを把握できるようにするなど機能拡張の要望もいただいており、今後の課題と考えています。

「顧問サービス」のアプリ化であり、サブスクで契約いただいているので、あまり利用実績が無くても請求を出すのに後ろめたさがないのもありがたいです。

Mattermost(マターモスト)について

「Mattermost」(マターモスト)は、クラウド/オンプレミス双方に対応可能なオープンソースソフトウェアビジネスチャットツールです。Slackとほとんど変わらない利用感で、クローズドな環境でも利用することが可能です。

ご導入企業様プロフィール

  • 会社名:一般社団法人キャリアヘルス研究所
  • お話を伺った方:代表理事 谷口真紀様
    キャリアコンサルタント・研修講師
  • URL:https://careerhealth.or.jp/
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