【第2回】Alfresco One とCommunityエディションの違いとは?

OSSニュース,2014-04-10

違いについて、記載する前に『Community』エディションと『Alfresco One』の関係について、簡単に説明しておきます。『Community』エディションは、世界各国の技術者が開発に携わり、新しい機能を常に開発しています。Alfresco社では、新機能を精査及び徹底したテストを実施し、商用エディションである『Alfresco One』を送り出しています。

 

まずは、両者の大きな違いですが、商用エディションの『Alfresco One』ではサブスクリプション(使用料)という費用が年単位で発生します。一方、『Community』エディション(※ライセンスはLGPL)は無料で利用できます。※尚、サブスクリプションについては、弊社へ問合せください!

続いて、違いについて確認していきます。

1.サポートの有無

残念ながら、Community版ではサポートを受けることができません。また、Community版は厳密にはAlfresco社の所有ではありません。有志の開発者によって育まれています。

2.プラットフォーム

Alfresco Oneでは、OSS以外でもDBでは、SQLServerやOracleなどが利用でき、APサーバとしては、WeblogicやWebSphereが利用できます。

3.設定ツールの有無

Community版には管理者用の設定ツールは提供されていません。その為、Alfresco OneのようにGUI上から設定可能な変更でも、プロパティファイルなどから設定が必要となり、調査や事前知識が必要になります。

と簡単ではありますが、違いを記載させて頂きました。上記以外にも、Alfresco社提供していますAlfrescoクラウドとの同期機能の有無や拡張性の有無などに違いがあります。

尚、上記の通り違いはありますが、機能面や操作性等にはAlfresco OneとCommunity版では大きな違いはありません。(※Community版では新しい機能など、随時取り込まれているので、いち早くお試しすることができます。)

実際にAlfrescoの導入を検討する場合、利用用途によって考えてみてはいかがでしょうか?

弊社としましては、基本的には企業レベルでのご利用の場合は、セキュア且つサポートがしっかりしているAlfresco Oneを推奨しています。企業にとって重要なコンテンツ(ドキュメント)は、より堅牢かつ再利用しやすい形で管理することが重要ですから。

また、Community版などは、個人、グループレベルや、Alfrescoがどのようなものなのかを調査をする場合に利用してみるのも良いと思います。尚、Alfrescoを体感できるものとしては、Alfresco社が提供するクラウドサービス(10GBまで無料)やAlfresco Oneのトライアル版(30日)も用意されていますので、併せて利用してみてはいかがでしょうか。

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